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【原料の洗浄】
機械できれいいに洗われた、
とれたての薩摩芋。

ここで、早朝6時頃から、
洗浄と、これから始まる芋の
カット(芋の端、悪い部分のカット)
の為の下準備がなされます。

体力勝負です。
早朝からお疲れ様です。
【麹米の洗浄】
芋洗いの一方で、蔵人たちは、
麹米の洗浄にはいります。
この(右写真)ドラムの中で、
大量の米が分単位で洗浄と排水を
繰り返し、きれいに研がれていきます。
なお食米は玄米から10%削り落しますが
中俣では麹米は20%削ります。

もったいない気もしますが、
こうでなければ、旨い焼酎は
出来上がりません。

蔵人の気の抜けない日々との
格闘が始まります。
【蒸 す】
米が洗浄され研がれ浸漬の終了後、
一気に蒸します。

蒸されたら、一度放冷してここで麹菌が
加えられます。

ここから徐々に焼酎らしさが
現れてきます。
【一次仕込み:二次仕込み】
一次仕込みとは、酵母の増殖を図るため水と酵母の入った甕に
麹を入れる作業のことをいいます。

一週間ほどで酵母の増殖が終了した「一次仕込み」に
蒸した主原料 芋と水を加える作業を二次仕込みといいます。

奥の機械が芋を蒸して、粉砕する機械です。芋のいい香りが漂います。
ここで一次仕込みの際に造られたモロミ(酛)と芋が混ぜられます。
休まず一気に混ぜあげます。



この後、混ぜられたものは
二次次仕込みのため、
ホーロータンクに移されます。

酵母が芋のデンプン質を分解して
アルコールを出します。
【蒸留工程】

 
二次仕込みを
8~9日間続けます。それが終わると
いよいよ蒸留です。
【和甕】
中俣酒造株式会社は一次仕込みは、
創業以来の和甕を使用しています。

商品によっては、貯蔵甕として
使用しているものもあります。
【原酒貯蔵甕】
原酒を貯蔵している甕です。
これに加水をし、アルコール度数を
合わせて、瓶詰めされます。

いよいよ、日の目を見るのは
間近です。
【瓶詰め】
 よく洗浄された瓶に、商品である
焼酎が、ここで詰められていきます。

全て手作業です。
一本一本、丁寧にフタやキャップを付け、
蛍光灯で透かされた瓶の中を
よくチェックしていきます。
 
仕込みから瓶詰めと商品のチェックまで
ほとんどの行程を手作業にて
行っております。

 ここまできたら、あとは商品の顔である
ラベルを貼り付けるのみです。

大きな焼酎蔵のように機械による
大量生産はできませんが、
小さな焼酎蔵にしか出せない味が
ここにはあると信じて精勤しております。
 

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